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Calantheの風景

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2011年 09月 24日

引越し

またまた引越し。
ブログを
こちらに引っ越しました。

http://suite08.blog.fc2.com/

今度は簡単な引越しです。
往復なし!疲れなし!

これからもちょくちょく見て下さい。

カランセ 

# by calanthe | 2011-09-24 22:28 | その他
2011年 09月 12日

椅子の修理

引越ししてからほぼ毎日何かしら家具の修理のご相談を受けています。
中でも多いのが椅子の修理です。
椅子の張替えできませんかとか、グラグラしているのを直せないかとか。

大体のものは修理出来ます。

椅子の修理_e0171180_21505549.jpg


左の椅子はダボが折れてしまい、ほとんどの脚のホゾが緩んでグラグラしていました。
構造自体にも少し問題があるのでは、こうした方がいいような気がしますと下の方に新規に構造材(バッテン)を入れました。これでシャンとしました。これから座面の張替えです。

中央の椅子は前の組手が経年で緩んでしまいスポッと外れてしまったものです。
糊をつけて圧着しているところです。
接着が終われば、更に補強で座面の下に三角に切った木を取りつけ外れにくいようにします。
座面はそのまま。

右の椅子は結構大掛かりでした。
背もたれが籐張りで座面は布張り。背もたれの籐が破れてしまい、座面もクタクタでした。
籐の部分は切り取って少し加工して布張りに改造です。座面は以前と同じような布張りに。でもこの椅子4脚お預かりしているのですが、全部の椅子がグラグラで一度解体して組み直しました。微妙な揺れでまだ大丈夫といえばそれまでだけど、グラグラしてると分かってしまうと直さないといけません。

地味な作業だけど、それが大切。
それぞれに思い出があり愛着があるから今まで使ってきた椅子だし、これからも使いたいと思うから直すわけだし。修理が出来て、また新しいお付き合いが始まります。この先10年20年という風に。

価格ですが、小さい座面の椅子でしたら¥4,200位から。食卓の椅子でしたら大体¥6,300~¥8,400
目安にして下さい。椅子によっては上記の価格よりも高くなる事もありますので、先に椅子を見てのお見積もりをいたします。
グラつき修理は大体¥5,250~

お家の椅子で張り替えたいなあと思っているものがあれば是非ご相談下さい。
素敵な生地とお待ちしております。

今月は本当に椅子の修理が多いです。これからあと20脚ほど修理待ち。すごい!

# by calanthe | 2011-09-12 22:09 | 小風景
2011年 09月 06日

旅立ち

今日も平日にもかかわらず沢山の方のお越しありがとうございました。

一人の男性が今日お祝いを持ってお店に来て下さりました。Frescoガラス工房で働いている方で、グラスを1つとそれに合わせた花束を持って来て下さりました。
肉厚のボッテリとした、でもすっと伸びたとても魅力のあるグラスです。個人的にガラスは薄いのがすきなのだけど頂いたのは肉厚なのに繊細な感じがします。きっと繊細な人が作るからだろうなあ。

その彼は今年でガラス工房を辞めて、スウェーデンのガラス工房で働く事になったそうです。スウェーデンはガラス工芸が盛んなので新たな出会いや発見があるんだろうなあ。
初外国らしいです。

僕の初めての海外旅行はデンマークでした。旅行というか目的があって行ったのですが。彼はスウェーデン。
渡航の理由は僕ととてもよく似ていて、自分が13年前にデンマークに行った時の事を思い出しました。
家具のデザイナーになりたくて行ってはみたものの、どうしようもなかった事を。時間が経っていろいろあって
今はその昔に抱いた夢を現実に、些細だけど誰かの為に家具をデザインしています。なりたかった時にはなれなくて、ふと思った時にはなっていて。不思議です。

夢が叶った彼。これから楽しみですね。応援しています。これからも素敵なガラスを吹いて下さい。
旅立つ前に彼に何か作って欲しいとお願いしてみました。金魚鉢かグラスを幾つか。グラスがいいかなあと今は思っています。ぶ厚い繊細なグラス。彼の手のような。

それとこの仕事を始めて初めての大仕事をさせて頂いた芦屋のケーキ屋さんと、初めてイスを作らせて頂いた六甲の喫茶店の方が一緒に来て下さりました。まだまだ未熟だった(今もまだまだだけど)僕を信頼して下さりさせて頂いたお仕事。大好きなケーキと、思いが叶って良かったねえという温かい言葉。

ものから伝わる気持ち。言葉の中にある温度。
何かが伝わるものをつくりたい気持ち。
ありがとう。
旅立ち_e0171180_2336558.jpg


# by calanthe | 2011-09-06 23:39 | 小風景
2011年 09月 02日

今日は

今日は午後から大雨でした。
お店の2階は屋根裏みたいなので、雨が降れば雨の音がします。大雨だとちょっとうるさいけれど、雨の音がするのは悪くないです。どちらかというと好きです。
大きな水屋が出来上がりお店に飾りました。真っ直ぐの線が気持ちい和家具です。白木に戻して、そのままの仕上げです。
オーバルのローテーブルを作る事になりました。
楕円ってどうやったらきれいに書けるのでしょうか?パッと検索、出てくる答え。便利です。いろいろ調べていると、楕円と円の事などを書いているサイトを見つけたり、いろいろ興味深い事も知る事ができました。
今なら数学とかももっと楽しく学べそう。

夜に六甲へ
うたさんと月森さんへ。どっちもいい喫茶店。
あっという間の1日。

# by calanthe | 2011-09-02 00:42 | 小風景
2011年 09月 01日

新しいオリジナル

今頃紹介するなんて遅すぎますが、新装開店新しいオリジナル商品です。

新しいオリジナル_e0171180_23275083.jpg


オリジナルのノートです。
表紙は1700年代の本の中の所々にさり気なくあしらわれていた挿絵たちを取り込み散りばめたもの。
表紙の紙は聚落社(ジュラクシャ)さんに染めて頂きました。
昔の印刷をデータで取り込み、加工してそのデータをお渡ししたので、出来上がりがどうなるのかと思っていましたが、おみごと!オリジナルの雰囲気をそのまま再現して下さりました。オリジナルを見てもいないのに
データからのみこちらのイメージを理解して頂き、再現して下さったのはすごいなあと思いました。
お願いして本当に良かったです。

本は3色あります。白っぽいグレイに茶に近い黒、薄いグリーンこちらも茶に近い黒、そして深い青にバーガンディ。ちなみに色で言うとワインレッド、英語でバーガンディ、フランス語でブルゴーニュ←ブルゴーニュワインの色。色見本やマルセル値ではバーガンディはどちらかと言うとワイン色よりは茶色。バーガンディはブルゴーニュ地域の英語名。 

この3色は聚落社が感覚で作って下さったので、もう同じ色は出来ないようです。最初に作ったのはもうすぐ無くなってしまうので、新たに注文する予定。次はどんな色が出来上がるのだろう。これもまた楽しみ。
全く同じものが出来ない。少し違う。手仕事の良さ。機械では出来ないこと。できるかも?
微妙なニュアンスというものは人それぞれ。機械では微妙なニュアンスが均一的になるのだろう。かな?
ちょっと違うから見比べて楽しいんです。そこが面白い。

そんなノートは一冊¥1,890でございます。

ノートを置かせて頂いている台は、注文頂きましたキッチンカウンターの天板。
よく使う節等があるナラ材です。
でも地味に少し違うのです。このナラは芯に近い部分なので年輪が細かく、芯付近もしくは芯持ちの部分です。この辺りの木目は特に好きで見ていて飽きません。
全くの個人的好みですが、年輪が細かく節の出方も品がよく、動きのある木目は立木の頃にどういう姿で地に根差し、どの方向に向かい生きていたのかを連想させます。
生を感じます。
これも微妙なニュアンス。機械ではこんな模様は出来ないだろう。きっと。

# by calanthe | 2011-09-01 00:09 | 小風景